
パソコンは法律に基づいてリサイクルしましょう。
WindowsMACなどのパソコン(PC端末)は中のデータはもちろんですが、最近はGoogleアカウントなど個人情報に紐づいた設定になっているものがほとんどです。
そのためこれらPC端末は、その処分が難しい備品の一つと言えますね。
現在これらPC端末の処分は「資源有効管理促進法」に基づき、回収・リサイクルする仕組みになっています。
データ漏洩に最大限注意した方法で処分
大切なデータがある場合はPCを破棄する前に、保存用メディアにバックアップを取っておきましょう。
その上でデータが残らない様に「初期化」しておくべきでしょう。
資源有効活用促進法の制定により、PC端末はメーカーによる回収・リサイクルが義務づけられる様になり、自治体などで処分回収はできなくなりました。
つまりパソコンメーカー側が回収して再資源できる状態にに戻るまで責任を持つ事になったので、ここは安心な訳ですね。
回収されたPC端末は国の指定を受けたパソコンメーカー指定の再資源化センターに送られます。
そこで情報漏洩防止のためにHD(ハードディスク)を破壊し、金属などの資源単位まで戻される事になります。
PCリサイクルマークについて
PC端末には「PCリサイクルマーク」がついているものがあります。
これらのマークがついたPCは、基本的に新たに回収・リサイクルする際の料金は掛かりません。
特に中古などで買った場合は、そのマークがついているかどうかを確認しておきましょう。
ついていない場合は普通のPCと同様に料金が掛かります。

車やバイクの処分について
次に利用者が亡くなって、使っていた車やバイクが残された場合を考えてみます。
まずは誰かがそれを引き継ぐのか、廃車にするのかを決定する必要がありますね。
もし廃車にするのであれば、必要書類などを揃えて「廃車手続き」をおこなう事になります。
車の処分について
車を廃棄処分にする以外の方法としては、誰かに「譲渡する」事が考えられます。
ここでの譲渡とは、買い取り業者へ買い取ってもらう場合も含まれます。
必ず相続手続きが必要
仮に業者に買い取り・回収をしてもらう場合でも、「その車を相続する」手続きが必要になります。
仮に買い取り業者に譲った場合は、その業者が代わりに相続の手続きをする事になります。
車を相続する場合には様々な提出書類が必要になります。
相続手続きに必要な書類例
- 遺産分割協議書
- 戸籍謄本
- 印鑑証明
- 住民票
これらの手続きが面倒なので、買い取り業者に売却してしまうケースも多いです。

原付バイクについて
原付バイクは誰かに譲渡・売却する場合でも、必ず一度「原付バイクの廃車処理」をする必要があります。
原付バイクの廃車手続きは、ナンバープレートを管理する市役所などの役所でおこないます。
原付バイクの相続手続き(廃車)に必要なもの
- 廃車申告書
- 標識交付証明書
- ナンバープレート
- 印鑑(認印)
面倒であれバイクも買い取り業者に買い取ってもらった方が楽です。
これらの書類や手続きを買い取り業者が全てやってくれるためですね。
廃棄する前にきれいにしましょう。
車にしてもバイクにしても、長い間本人の「足」として頑張ってくれた訳です。
その意味で、廃棄をする前に最低限の洗車や掃除はしてあげた方が良いと思います。
付いていたお守りやダッシュボード内の備品などを確認し、きれいに掃除をして送り出す事を忘れない様にしたいものです。

本やぬいぐるみの取り扱い
本や音楽が好きだった人はたくさんの本・書籍やCDなどを所有している傾向にあります。
それらをそのまま残されてしまうと、家族はその処理に大変な思いをする場合があります。
今の内からある程度仕分けておき、少しずつでも減らしておくべきです。
本の処分について
本は遺品の中でも意外と分量を占めるものの一つです。
なにより本はかさばると非常に重くなります。
そして漫画や雑誌・文庫本などサイズや大きさがまちまちなのも、整理がしにくい要因の一つです。
まとめて引き取ってくれる業者がいますので、一切合切まとめて破棄したいのであればそういった業者を探しましょう。
買い取りサービスを有効利用する
一般的にはBookOFFなどに持ち込んで二束三文でも買い取ってもらうのが一番です。
BookOFFなら一冊ずつ査定して換金してくれますし、何より本やCDの状態を確認してもらう事ができます。
BookOFFでもある程度価値判断はしてもらえますが、本来はその価値をわかっている本人自身が仕分けるのが一番です。
人形やぬいぐるみの対処
人形やぬいぐるみはそんなに重くないですし、処分したいなら捨てるだけの様に思われがちです。
ですが人形やぬいぐるみは意外と故人の思い出が詰まっていると考えられる事が多く、粗末に扱えないものと言われています。
遺品整理業者がいちばん処理に困るものの代表格が、この人形やぬいぐるみなのです。
遺族に持たれやすい感情傾向
- 大事にしていた人形を粗末に捨てたくない
- 魂が宿っているかもしれない
- ゴミとして捨てたらバチが当たるかも
そういった思いから、費用を掛けてでも人形を供養しておくという方法を取る人が多いです。
※あくまで遺族側がそう思うだけで、本人からそう言われたケースは少ないです。
※供養が必要でないものに関しては、先に処分をしておく事ができるでしょう。
人形供養をしてくれる神社や施設はいろいろあります。さらに懇意にしているお寺があればそこに聞いてみましょう。