遺品整理のプロ活用Q&A

身内が亡くなった事での遺品整理をしたり、生前に思い切った断捨離をする必要に迫られる事があります。

しかし普段からそういった想定はしていないので、いざ処分の対象となるものは家の中に膨大に存在します。

ですので生活しながらの片付けは、考える以上に大変な作業になる訳です。

そんな時は整理のプロに頼る事で、自分達だけではできない片付けをしてくれたり、整理時のアドバイスももらう事ができます。

ここではそんな片付けのプロが、整理の際によくありがちな質問にお答えします。

Q:業者に依頼する際、他人が家に入るのは抵抗があるのですが

確かに他人に散らかったこの家を見られたくない、という声はとてもよく聞きます。

もしあなたが、故人が残した大切なものや高価な品物などを事前に把握しているのであれば、ある程度仕分けた上で業者を呼ぶのも一つの手です。

ある程度事前に片づけておけば、業者を家に呼ぶ際も多少恥ずかしさは軽減される事でしょう。

初日をクリアすれば大丈夫

仮にそれらの把握を全くしていない場合は、手つかずの状態で業者を呼ぶことになりますね。

この場合「訪問初日」は一番抵抗を感じるでしょうが、次回さらにその次の回となれば抵抗は薄くなります。

最初はエリアを限定する

初回は時間を決めて、片づけるエリアを限定して対応してもらう様にすると良いと思います。

そのエリア以外は入らない様に促したり、布で隠しておく事もできますしね。

仕分けや収納アドバイスをしてもらう場合も、貴重品や触れて欲しくないものは事前に箱に入れて目に届く場所に保管すると安心できるでしょう。

相手は場数を踏んでいるプロ

そもそも相手は片付けのプロですから、物が散乱している現場にも何度も立ち会っています。

こちらは初めて見せる家の中かも知れませんが、業者側は見慣れている状態な訳ですからそんなに気にする必要は無いと思います。

恥ずかしい現場かも知れませんが、それをキレイにするのが業者の目的であり腕の見せ所な訳です。

あなた側が慣れてくれば、スムーズに片付けが進む様になりますしね。

一応何を見られても大丈夫な様に、守秘義務を厳守されているかどうかは確認をしておきましょう。

両親の生前整理を促す方法

一番大切なのは、親に「業者にはいってもらおうか」と聞いてみる事です。

片づける際転んだりしたら危ないからと、親を心配する姿勢で相談してみましょう。

そうすると親は「他人に散らかった家を見せたくない」と片づけ始めるケースもあるのです。

Q:モノが多すぎて何から手を付けて良いかわかりません。

必要・不必要・今は使わない、の3つのカテゴリーを作って仕分けをする事が重要です。

3つのカテゴリ分類

  • 必要なもの
  • 不必要なもの
  • 今は使わないもの

衣類であれば普段使いしている服やフォーマルスーツなどは「必要なもの」と判断されます。

流行が終わったものや体形が変わったので着れないもの、着るかも知れないで数年保管しているものは「不必要なもの」です。

季節の衣類や、趣味の服は「今は使わないもの」に分類します。

ここで「不必要なもの」に判定されたものは、捨てたり売ったり譲ったりして、とにかく部屋から無くなる状態にしたいです。

これは食器や雑貨類などでも同じことが言えます。

新しいものを買ったら似た様なジャンルや用途の古いものは捨てて、部屋に物を溜めない様にすべきですね。

Q:運送業者や便利屋に整理を依頼する事について

部屋の片付けに運送業者や便利屋を利用するのも選択肢の一つです。

しかし不用品回収業者と同様、業者や会社ごとに得意・不得意な分野は必ずあります。

運送業者

運送業者はものの運送が得意な訳ですから、整理や買い取り対応はしれくれない可能性があります。

少ない荷物を運びたい場合に限定されると思います。

便利屋

便利屋についても家事代行業者と同様に、法人化している業者とフリーランスの場合がありますよね。

事前に料金を決める、任意賠償保険に加入している、領収書を発行する業者を選んで見積もりを取る様にしたいです。

Q:使わない着物や服飾品についての対応

着物は、冠婚葬祭やお祝い行事以外では着る機会が減りつつありますよね。

タンスに眠ったままで自分はもう気ないかも知れないと思うものもあると思います。

受け継ぐ人がいないのであれば、思い切って着物をリメイクするという手段もあります。

着物のリメイク

着物をワンピースなどに仕立て直したり、財布や巾着など身の回りのものに変化させる訳です。

自分で作るのに自信がある人は少ないでしょうから、専門家に依頼して作ってもらう事ができます。

ネットで検索するといろいろ出てきますので、お調べしてみてはいかがでしょうか。

指輪の石の部分を抜き出してネックレスにしている例もたくさんあります。

Q:親世代から家に残されたものを片づけてもらえるのか

もちろんできます。

例えば本サイトを運営する遺品整理業者「エコタス福岡」はご遺族に変わって遺品整理をおこなう専門業者です。

その知識はもちろんの事、個人への畏敬や感謝、遺された家族への配慮をもって業務を遂行いたします。

「遺品整理市認定協会」にも加入していますので、安心してご依頼頂きたいと思います。

Q:遺品整理業者は終活サポートはするのか

遺品整理業者が生前整理のご相談を受ける事はもちろんあります。

  • 高齢者福祉施設や特別養護老人ホームなどの施設に入る方
  • 配偶者が亡くなり、お子さんの家で同居する事になった方
  • 或いは一人暮らしの家に引っ越しをする事になった方

遺品整理士認定協会では「遺品整理高齢者会員制度」があり、こういったお悩みに対してのサポートも実施しています。

もちろんエコタス福岡でも万全のサポートをいたしますので、お気軽にご相談ください。