いま「家の整理」に注目が集まっています。

ライフスタイルの多様化による核家族化、そして社会の高齢化が深刻な状況です。

2030年には人口の3分の1が高齢者になるとも言われています。

さらに同じ家族でも都心と田舎に住まいが細分化され、家族間の距離はどんどん離れていく傾向にあります。

高齢化が進む中で一番心配なのは、高齢の親や祖父母の独り暮らしでしょう。

高齢者の2分の1が孤独死する可能性もあると指摘されています。

簡単に様子を見にいく事ができない距離な訳ですから、心配の種ですよね。

そんな時将来的に一番可能性が高くなるのが、施設への入所や共同生活という選択肢です。

施設へ入所したり住み替えをする際、本人がこれまでの家を離れる前に「家の片付け」が必ず必要になります。

つまり家の整理は、何も本人が亡くなってしまうケースだけでは無い訳です。

本人が生きている内に考える

本人が生きている内から、家の整理をするケースは格段に増えてきています。

本人は家の品々を自由に処分して構わないと思っていても家族側はそうはいきません。

かといって何でもかんでも施設や共同で済む自宅に持っていけるはずがありませんしね。

それに大切な思い出の詰まったものを、簡単に処分する事に抵抗があるのも事実です。

そんな時本人から「これは必要」「これは捨てて」と明確な指示があれば、非常にスムーズですね。

家族に迷惑を掛けない様にするためにも、本人がしっかりしている内は、自分で考えてあらかじめ整理しておくべきだと思います。

遺される家族のことを考え、今のうちに何ができるのかを考えるべきでしょう。

自分で片づける際の基本は、それぞれの品に対し自分はどうしておきたいのかを決める事です。

逆に言えば「これを残しておいたら、家族はどうするだろうか」を考える事でもありますね。

多くの場合、子供世代が親御世代を見送り、その後遺品整理を進めるのが普通です。

たとえ今は健康上の不安がなくても、その時は必ずやってきます。

そのような心づもりで遺言書やエンディングノートを元気なうちに準備しておくことです。

その上で家族にはそれに沿ってもらうのが理想といえます。

みんなで決定

生前整理を進めるうえで、思い付きや相談なしに一人で進めるのはリスクがあるといえます。

スケジュールを書き出して、貴重品や不動産などをどうするかなど、家族とともに決定していく必要があります。

そのほかにも自分では解決できない課題もあるはずですしね。

家族側も本人とよく話し合って「上手に遺す・あるいは処分する」「整理する・片づける」

あくまで本人が納得いく形に軸を置いて進める、ノウハウが求められている時代といえるでしょう。

生前整理を業者に頼むケースも

本来こういった生前整理は、身内でおこなうもの思うでしょう。

できれば家族や親族だけで完結するに越したことはありませんよね。

ですが家が遠方にあったり物が多かったり、時間的な余裕がないケースもあります。

そのような場合は専門業者に依頼することも視野に入れる必要があります。

この事前準備つまり「生前整理」を業者に頼むケースが増えてきています。

もしかしたら、捨てる予定の品々の中で売却できるものもあるかもしれません。

その時はその業者に買い取ってもらう事もできるのです。

お金に換える事に引け目を感じるかもしれませんが、今は処分するのにもお金が必要な時代ですから
割り切った考えを持つことも必要です。

こういった生前整理の業者依頼は近年増えています。